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命の大切さを考えてみる

東京にある、ちひろ美術館のお話。
こちらは、おそらくどこのご家庭にも、どこかに紛れて存在しているだろうと思われるくらい、その波及率は高いと思われる絵を描かれている画家いわさきちひろさんの美術館。

家にもありました。
カレンダーがいわさきちひろだったという年もあったような・・・。
母という存在になると、特に無視できない方なのかもしれない。

子供の絵を描いたら、右に出る人はいないだろうと思われる画家。
正直に言うと、あの人が描く目が苦手でした。
黒目が生きていない人間のような感じがして・・・。
子供の頃、あの絵が怖かった。
ついでに、ミツバチハッチの絵も怖かった。
ケバイメイクのようで。
そして、ネズミの国で出会うキャラクターも怖くて、近づくことすらできなかった。
共通点は一つ。
目に生気を感じない・・・。
ネズミの国は、表情が変わらないという怖さ。
過剰に発達してしまった感受性とでも、繊細とでも、私に都合がいいように思っていてください。

まぁ、そんなわけで期待感は少なめで、住宅街を迷いながらも到着。
DSC_0292.jpg
木のぬくもりを感じさせる館内に、展示室と図書室、カフェとミュージアムショップがあり、展示室の一つとなっていた多目的ホールは、猫に関する他の画家の絵も展示されていた。

子供の絵を、「いわさきちひろだなぁ。」なんて見て回る。
そもそも、その絵でその画家と認識させられるってことが、すでにすごい存在だよね。
バイオグラフィーを見て、ああ、この人は素敵な人だったんだなぁと一人心を打たれながら、2Fの展示室に移動してみると、そこは平和を訴えている絵が展示されていた。

で、私はこの部屋で「そのとき歴史は動いた!」状態に。
書籍イラストの展示。
「わたしがちいさかったころ」という本の挿絵、というか、その文章との組み合わせで、涙ぐんでしまった。
戦争体験者の子供(執筆当時)の文章に彼女がイラストをつけたものなんだけど、その中で当時小学6年生の男の子が書いた文章に胸が苦しくなってしまった。

その部分の要約は、
「誰もがいつかは死んでいく。僕のお父さんとお母さんは他のお父さん、お母さんより早く旅立ったということ。それは、もうあきらめている。でも、戦争がなかったら、生きていたのに。だから、僕は戦争が嫌いだ。」というようなもの。
この前後にも少し文章はあるんだけど、この部分に胸が締め付けられてしまった。

身近な人の死を受け入れるということ。
残されたものは自分自身の生を生き抜くいうこと。
生と死は常に隣りあわせで、日常のことであるということを認識していること。
「生き物」としての宿命を感じて、言い聞かせているけれど、それでもどうにもコントロールできない感情を激情のまま吐き出すこともせずに、淡々と述べてしまうこと。

この「淡々と」ということが、一番切ない。
「淡々と」してしまった人は、激情が何事ももたらさないと知ってしまっているし、いっそ発狂でもしたほうがラクじゃないかというような感情や思いを一生背負っていくと決めている。
自分自身が死ぬことも淡々と受け入れてしまうだろうから。
そして、たまに「生きている」のか「死んでいる」のかわからない感じにすらなるんだろうなぁ、と。
それがすでに小学6年生で感じるなんて、と。
そんなことで、涙ぐんでしまった。

絵の力で引き込まれたのは、盲目になってしまった母親が死んでしまった子供を抱いて、いつまでも泣き続けているものだった。
彼女の絵は、彼女自身も述べているように、残酷な絵を描くのではなく、どんなにかわいい子供達がつらい目にあったのかということを伝えるために、こどもを描いたというのだけど、その絵には、母親にとってはいつまでも可愛い子供であっても、他人からみると、かつて子供であった亡骸でしかない。
そのことが、言い尽くせない悲しみを生み出す。

どんな危険地帯にも、時代にも「子供」は存在していて、どんな中からでも、楽しみを見つけて、笑顔を作り出すけれど、その意図していない行為が、背景まで考えるようになってしまった人間には胸を抉る凶器のように感じることもあるんじゃないかな?
そんなことを感じさせられてしまう、意味のある展示を見せてもらった気がする。
  1. 2009/09/27(日) 01:22:32|
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